戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

海外で役立つ防犯術。盲点は防犯の”目”

内容

サンフランシスコでの謎の自己防衛術を紹介したところで、海外のセキュリティ編その(1)を書いてみよう。

海外で多いトラブル

海外旅行で被害にあう事例で多いのは、スリ、置き引き、スキミングといったところがほとんどではないだろうか。今回はそういったクレジットカードの不正利用について旅行者が結構見落としているポイントについて少しふれてみたい。

僕の知りうる限り、まだICチップ一般的でない磁気コードのクレジットカードが主流時の不正利用の代表はスキミングだった。1つの機械で決済の処理をされてしまうとなかなか防ぎようもないけれど、多くの場合は決済機以外にもう1台別機がありそちらにもカードを通す、という形だった。その場合は店員がそういった動きをしていないか支払いの際にチェックすることである程度被害を防げる。
また最近は磁気のみのカードは使用できないことも多い。変わって使われているICチップは偽造が難しくコストもかかるのでセキュリティ面では安心。

シンプルなものほど見落としやすい。

今現在そういったカード情報の漏洩で一番気を付けなければいけないのは実はもっと単純で、それゆえに盲点となってしまっている部分である。皆さんはPCやスマホの情報漏洩、ときくとウイルスやハッキングによるもの、という言葉が頭に浮かぶのではないだろうか。でも一番の機密情報の漏洩はもっと単純で、画面ののぞき見によるものである。最も身近で単純な方法であるがゆえに盲点であり、無防備になってしまっているのである。ちなみにPCにおける情報漏洩におけるのぞき見の割合は約半数、成功率は約90%とのこと。こちらの情報の詳細は以下を参照。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2002/04/news001.html

あなたはレンズの向こう側をご存じですか?

まさにクレジットカードの情報漏洩もそこなのだ。皆さんは空港で、現地の銀行で通貨を引き出す際に、クレジットカードや銀行のカードを使うことがあると思う。僕の目からみても隙の多い日本人とはいえ、さすがにクレジットカードや現金を手に歩いている人間はあまり見ない。でもひとたび、ATMの前に立つと無防備になってしまっているのではないか。箱の中には誰もいないじゃないか?って。ちゃんと見られていますよ。そう監視カメラさんです。

カメラの向こうには誰が見ているか、わからないですよね。もしかしたらその回線を乗っ取って良からぬことを考えている集団が見ているかも。昔は人間の顔か形くらいしか判別出来なかった監視カメラも今や高画質、しかも手元のアップなんかできて、クレジットカード番号みるくらいなんてことはない。暗証番号を押す手もとなんか特にまるわかりです。

ですからカードを出すときもなるべくカード番号を指で隠す、カメラに写らない位置で出す等の対策が必要。特に今はスマホでオンライン決算するなど場所を選ばない。旅人だとwifi環境のあるところで、となると、そういったカメラはじめ人目につくところが多いので注意しましょう(言うまでもないだろうが、カード情報のみならずログイン情報なども見えないように注意しよう)。そして余程急ぐ状況でない限りはwifiもセキュリティのかかっているものを選ぶようにしましょう。

最近ではではこうした状況に対応するため、クレジットカードカードもカード面に大きく番号を印字していないものが増えてきています。

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防犯のためという常識が人を無防備にしてしまうのだろう

先進国≠安全

監視カメラの例もそうですが、日本ではそういった防犯に関わる人間に対して信頼をおいている人が多いと思います。ただ、海外ではそういった人がその地位を利用して悪いことをするというケースもザラ。米国での例をあげると、TSEロックという米国の空港でのセキュリティチェックの際にTSEの職員の持つマスターキーで開閉できるスーツケースが市場に出回り始めたころ。マイアミ空港のTSE職員が検査の際にそのキーを利用して旅行客のスーツケースの中身から金品を度々持ち出す事例がありました。鍵を壊さないので、開けられたか気づかないまま中身が持ち出されてしまっていた、という悪質な手口。あまりに頻発していたにもかかわらず、防犯カメラに写っていないので、内部の人間の仕業とにらんだ警察が検査場にカメラを設置して発覚したという事例。

先進国で法治国家として昨日今日している米国でもこういったことが起こるのだから、国や地域によっては言わずもがなだろう。こういったことをみると、日本も物騒になってきているなんて言われている昨今ですが、海外からみればまだまだ安全です。だからこそ海外ではより一層の注意が必要ですね。

To be continued

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