海外旅行保険にはいるべき理由(一般加入とカード付帯・比較編)
内容
前回は注意が必要なカード付帯型の項目をチェックしたので、今回は一般契約タイプ(保険会社から購入)のものとカード付帯型の相違点を見ていく。
☆サービス内容の比較
①補償内容を選んでカスタマイズする。
一般契約⇒可能
カード付帯⇒不可能
※カード付帯型の海外旅行保険はその補償内容が予め決められているので、必要無さそうな項目を外して割引を受ける何てことはできないし、逆に料率をあげて必要な項目の補償を手厚くする、ということもできない。
※一般契約型で追加可能な項目の例、寄託手荷物遅延等費、弁護士費用、歯科治療費、テロ対応費等
また一般契約型だと補償対象を誰にするかといったこともカスタマイズ可能。
②海外の病院で現地支払い無しのキャッシュレス診療を受けることが可能か
一般契約⇒可能なものが多い
カード付帯⇒不可能なものが多い
クレジットカードでも多いものでは1枚で300万円くらいの補償が付帯しているのですが、それは帰国後に申請をして受けとることになるので、現地では実費で支払いをしなければならない。それだけの額の決済能力があれば問題ないけれど、そうでなければいくら保険があっても治療を受けれない事態になる。
③トラブル時のサポートサービス
一般契約⇒手厚い。ケガや窃盗の被害といった緊急時のサポートだけでなく、通訳サービス等がついていたりする。
カード付帯⇒サポートデスクはあるが限定的。またカードのランク等による差が大きい。
☆補償内容の比較
①歯の治療に関する補償
一般契約⇒全てではないが付いているプランもある程度ある。カスタマイズの項で記載したが、付いていないものでも追加可能。
カード付帯⇒どんなにランクの高いクレジットカードでも知りうる限り無い。
②疾病・傷害の治療費
一般契約⇒無制限のプランも多く、少ないものでも1,000万円程度と手厚い
カード付帯⇒プラチナクラスで300ー1000万円と幅があり、それよりしたのものでは、付帯しないものや、50ー200万円くらい、と心許ない。
③疾病死亡
一般契約⇒付いている
カード付帯⇒付いていないものが多い
④免責金額(自己負担金)
一般契約⇒設定のないものが多い
カード付帯⇒各項目ごとに設定されていることが多い
⑤損害賠償責任
一般契約⇒上限が1億円くらいと高めに設定されているものが多い
カード付帯⇒2,000ー3,000万円くらいのものが主流。付帯しないカードもある。
※携行品の補償についてもカード付帯型にはついていないこともあるので注意が必要。(海外の航空会社はスーツケースの破損などを補償してくれないことも多いので、そういった意味でも携行品の補償はつけておいて損はないと思う。)
☆組み合わせることで最大化
海外旅行保険の担当者の方がおっしゃっるには、海外旅行でクレジットカードが必須の現代。一般契約の海外旅行保険は、カード付帯型の保険の弱いところを補うような内容になっているものが多い。また一般契約型は各項目ごとの契約が可能なので、カード付帯型の足りない部分を手厚くする形の契約をすることで保険料を抑えることがきるし、そういった利用方法が理想的だと思う。
確かにアジア等の医療費が安い地域への旅行であれば、追加の保険契約をしていく必要はないかもしれないけれど、そうでない地域へ行くときは治療費、損害賠償等の項目を手厚くしておくことを考えてもいいんじゃないかな。
僕の経験上トラブルが起こるときはほんとに立て続けにくることが多いです。その度に保険には助けていただきました。何もないが一番だけれどなかなかそうもいかないので、備えは万端にして旅に出ましょう!
To be continued