戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

無知は強し、居候的旅の起源ブラジルへ(5)。事件発生「お前はもう⚫んでいる」


内容

 

Bom dia

タイトルからしてなかなか刺激的だが、ある出来事以外はいたって平穏な1日でした。

大学の講義と暗記問題に近いフルネーム

Cacoはサンパウロの有名法科大学の生徒。その日は授業があった。一緒に行くかきかれて、僕も専攻が法律ということもあってついていった。30人くらいの小教室だったので見つかったら追い出せれるんじゃないか。とドキドキしていた。というかモロバレ。教授が入ってきて、Cacoが教授に経緯を説明すると、案外快く受け入れてもらえた。というより、点呼で僕も呼ばれた。さすがブラジル気質。

でもここで一番驚いたのはブラジル人の名前の長さ。米国では名前+ミドルネーム+苗字+苗字+苗字+苗字…両親の苗字にその祖母の苗字等もつけていくので驚くほど長くなるのだ。点呼とるのも大変です。

授業の方は、よくいって20%程しか理解できず。スペイン語ポルトガル語語は兄弟みたいなもの、とは言われるけれどネイティブのスペイン語スピーカーの僕にとっては、別物にしかきこえませでした。文字で表記されているものに関してはわかるものも結構あるけど、音に変わるともう無理。授業の感想きかれたけど、こたえれるほど理解できませんでした。とにもかくにもなかなか興味深い体験だった。こんな体験もあってか僕は今でも海外で大学巡りするのが好きだし縁がある。

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大学校内
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黒シャツの僕と教室の風景(左)とブラジルならでは?の情熱的なキャンパスライフ

パーティー北斗の拳の世界

その夜、今度はCacoの弟が高校の卒業記念パーティーに誘われたので一緒に行った。オープンテラスのバーとクラブがミックスされた店。そこで突然バリカン登場して、男子生徒が順に丸刈りに。どうやらこれがこの学校の伝統なのだという。それが終わるともう皆飲めや、踊れや(;´д`)

はじめは良かったが、ラテン人にはなりきれない僕は疲れてきたので、フラっと外に出て少しクラブ近辺を歩いてみた。何件ものクラブやバーが立ち並んでいて中はにぎわっているが、街路は少し薄暗い。そんな中を無防備に歩いていたその時、肩を手でもたれて、背中に硬いものが押し当てられた。

男「●#%○#」

何いってるかわからない、でもその間に理解出来たのは背中にあたっているものは銃だ、ということ( ; ゚Д゚)。北斗の拳なら、もう宣告されています「お前はもう⚫んでいる」と。でも不思議、はじめは声がでないが、少し冷静になると相手をそれ以上興奮させないよう、苦笑いしかでない(;^∀^)

映画でよくあるやつ「おい、ちょっとまてよ、話合おう…」ってやつ。エディー・マーフィーがよくやってる演技。

物をよこせ、ってポケットに手を入れたりしてこないので強盗ではないようだ。そしてやっと僕の口をついてでた言葉が

僕「espere, epsere. Soy Japones. Turista(待て待て、僕は日本人、観光客ですよ)」。ブラジルではまがりなりにもスペイン語を使っていたので出てきた言葉は英語のwait.ではなくスペイン語。そう、幸運なことにポルトガル語話者、しかもネイティブはスペイン語80%以上くらいは理解するのだ。しかも僕が話したのは2歳児でも使うであろう単語。

男「日本人?」そして顔を見て、「ごめん、ごめん、#%@¥&」といって解放してくれた。ごめん、以外分からなかったPurocurando(探す)という単語聞き取れたので、きっと誰かを探していたんだろ(その相手って、一体なにをして、見つかったらどうなるんでしょう(;゜0゜))

見境なくぶっぱなす人ではなかったのが唯一の救いだったが、これこそ無知が招いた事件。今の僕なら、あんなぶらつきかたは絶対してない。平和ボケとはこのこと、といわんばかりのいい例でした。

 

実体験の学びは永久に不滅です。

ブラジルに限らず、世界都市には1本筋が違うだけで表情を180度変えてしまうところが結構ある。慣れてくるとそういうところは空気感違いがわかって近寄らないのだが、ほんと無知はある意味強し。ブラジル着いて以降治安についてあんだけビビっていたのに、知人達にアテンドしていただいて、過保護にされてすっかり忘れてしまっていたようだ。

バーに戻ってからも、彼らの楽しい雰囲気に水を指したくなかったので、その事はいわなかった。はー、ほんと命びろいした。というよりは言ってしまうことで明日以降の観光に支障をきたしたくない、という自分勝手な都合の方が強かったのかも。

翌日、ブラジルのサッカーチームのユニフォーム買いにまわったときに、スタジアムの近くで僕をおろしたCacoが

Caco「さっさと選んで買ってこいよ、ここは治安がよくないから、おれはここに車を長い時間停めていたくないんだ。」

僕「わかった。一瞬でいってくる。」えー、知ってますとも、昨日身をもって学習させていただきました。大学の授業なんかよりも昨日の社会勉強、実地で身につくことのレベルは半端ないです。とそれ以降はほんと、自分のなかのアラートは常にMAXでした。

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サントスの本拠地。この周辺も危険なので昼間でも要注意

このブラジルシリーズ、ここが僕の中でのハイライトなので、怖い印象を持たすような記事が多かったですが。もちろんブラジルには素敵なものも沢山あります(そういったものは飽きるほど紹介されてるんでもうお腹いっぱいな人も多いかもしれませんが)。

次回からはそういったポジティブなブラジルを書いていきます。以上人生6回目の命の危機でした。

To be continued

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