旅のマストアイテム、約20年の進化を実感したもの
はじめての海外デビューの記事を書いていて、現在と一昔前の大きな違いはカメラだととしみじみと感じた。もちろんその他のこともたくさんある。パソコンやスマホ、インターネット環境。ただ、小学生だった僕にはそれは身近ものではなかったし、飛行機だって良くなっていることは間違いないけれど、今だって20年くらい前の機体が使われていることも多々あるので実感として感じることはそれほどない(機内食については実感)。
カメラはその進化のスピードがものすごい。正確にはカメラそのものよりも、記録媒体の進化というべきか。当時はまだフィルムカメラ。24枚撮りが主流だったけれど、米国にいくということで36枚撮りのフィルム3本を母からもらって行ったことを覚えている。
108枚。煩悩のかずですね。煩悩を捨てて撮る物を、場面を厳選しなければいけない。記憶に残っているのは旅の後半のディズニーワールドでたくさん撮るものがありそうなんで、ボストンではあんまり撮らないようにしよう、と考えていたことはまだ記憶にのこっている。
今は100枚なんて30分、連写で撮ったりしたらものの数秒なんてこともある。とりあえず目にとまったものはシャッターをきっておこう、と撮りまくっている。海外ではアジア人=写真、というイメージが定着している、自分も含めてだがきっちりと画郭を考えてとっているものが何枚あることやら。
加えて、昔は使い捨て乾電池も高かったし充電池なんて値段を考えるとコスパがいいなんて物ではなく、持っている人間も限られていた。うちの両親なんてそういったものに興味をもつ人ではなかったので、同級生の親が今でいう家電好きで、そういった目新しいものを持っているのを見ると、羨望の眼差し向けていた。
二度目の渡米、高校3年の時もまだギリギリフィルムカメラとデジカメが混ざっていた時代(アナログ家庭の僕はまたもやフィルムカメラ持参)。ようやく大学での留学の際にコンパクトデジカメを買って持っていった。コニカミノルタ。DiMAGE Xt. 今のスマホカメラの主流のズーム方式、ぺリスコープ(潜望鏡)のズームに赤いボディーがかっこよかった。
20年と少しの間のカメラの進化についてザッ、っと振り返って見たけれど、正確にははじめの5-6年でフィルムカメラ⇒デジカメ、次の10年程でデジカメ⇒スマホカメラ、最近5年はウェアラブルなんてものまで登場しながら時代が移ってきている。次の数年でもうスマホカメラも淘汰されはじめ、20年後は新しいスタイルが主流になっているのは想像に難くないし、間違いだろう。
To be continued
追記。そうそう、かなり私的なことですが、ここ数日の古い時代の写真なども含めて、30万枚にも及ぶライブラリーの整理中に記事にはまる写真が見つかったら随時古い記事にも差し込んでいくので、たまには昔の記事も読み返してみてね。
このフォルムと赤色がお気に入りでした。