戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

灼熱の地へ!アンマンの街ブラ(名所編)

アッサラーム

アンマン城

先ずは丘の上にあるアンマン城を訪れてみよう。別に中に入るほどのものがあるか、と言われれば僕にとっては悩ましいところだが、この丘からの眺めはなかなかのもの。すり鉢状の街並みが好きな僕にとってはかなりの絶景スポット。

ラガダン宮殿

アンマン城から2km離れたところにある王宮。ここの見ものはポールの長さでギネスに申請したこともあるヨルダンの大国旗。アンマン城から嫌でも目に入るので、是非眺めてみてください。

ヨルダン考古学博物館

アンマン城のおとなりにあるので興味があればこの機会に

そこから丘をくだって、ローマ劇場へ!ここからは歩いて街の中心地を街ブラして行こう。

アル・フセインモスク

ローマ劇場から600mほど歩くとアル・フセインモスクある。街の中心地にある白いモスク。シンプルイズベストな美しさのあるモスク。確か観光客は入れなかったと記憶しているが。

Al Balada(ダウンタウンエリア)

そこから数百メートル歩くとダウンタウンに突入。Jaraスーク等を歩いてみるとアラブを肌で感じることができるはず。

また食事をするにも困らない。シャワルマ、レバノン料理はもちろん、中華のイタリアンとだいたい何でもみつることができます。

ヨルダン博物館

考古学博物館、ダウンタウンエリアの外れにあるが、直線距離だとすぐだが、車で迂回しないといけないので、以外と遠い。フセインモスクから1kmくらい。

キングアブドラ1世モスク

ヨルダン博物館から車で数キロ、フセインモスクとは違い円形のターコイズ色の屋根を持つモスク。

国会議事堂

アブドラモスクから100mほどのところにあるヨルダンの国会議事堂。とりあえずみておきましょう。

Abdali mall

モール編でも書いた2016年オープンのショッピングモール。この辺で一息いれてみては。

王立自動車博物館

ダウンタウンからは10kmほど離れたところにある博物館。車に少しでも興味があるのなら必見。王室の財力で集めた歴史的な車が多数。モナコでも似たようなの見たなぁ(笑)

キングフセインモスク

ダウンタウンのアルフセインモスクと混同しないように。丘の上に立つこちらのモスクは巨大で。壁に囲まれた正方形の敷地に4つのタワーを持つ。夜のライトアップも幻想的。

有名ベタ処を順路形式にまとめてみましたが、次はもう少しローカルな、というより自分が印象に残った地域をまとめてみます。

To be continued

ヨルダンのタクシー事情とタクシー運転手から教わった日本車の優位性

アッサラーム
内容

坂の街の移動手段

僕がヨルダンを訪れたのはちょうどラマダンがあけ。Mさんによるとラマダン中はアンマンであってもモールなどが夕方からしか開かないことがほとんど、とのこと。でも今の日本と同じく昼は高温になる夏は人々が活動を開始するのもやはり夕方から。気温が下がるとはいえ、アンマンは坂の街、各エリアへの移動は乗り物がないと移動はかなり困難だ。

安上がりな路線バスもあるけれど、メインはやっぱりタクシー。夕方のラッシュアワー以外はこれでもか、というくらいつかまる。というより、道を歩いていたら、いたるところから”プー”とクラクションを鳴らされる。予期しない突然のクラクションにはじめはドキッ、とするし、なにか邪魔なところを歩いているのかな、と思うが、ほとんどはタクシードライバーが、乗車を促すために鳴らしている。乗る意志が無いときは、目を合わせず無視するか、必要ないことをジェスチャーで伝えよう。

そして、以前の記事でも書いたが、必ず乗る前に行き先伝えて料金の交渉をするようにしよう。そしてもし他の乗客と乗り合いになるのが嫌なときはそれも先に伝えた上で値段交渉をするように。まぁそんな約束お構いなしなドライバーも結構いるんだけど。

日本では見えなにくい日本車のよさ

普段はあまりタクシーを使わない僕もアンマンでの滞在中は、結構利用した。そんなヨルダンのタクシーの車種だが、日産が多く次にトヨタ。またHYUNDAIとKIAも結構走っていた。ある日トヨタ車のタクシーに乗った時、ドライバーと喋ると、面白い事実を教えてくれた。

彼は大学生で、授業のない時間にタクシードライバーをし、それ以外の時間は同じ車を兄と父が使ってタクシードライバーをしているそうだ。車の稼働時間は1日17時間くらいだという。そんな彼の車はTOYOTA。僕が日本人ということもあり、自然とその話に

僕「いろいろあるなかで、どうしてトヨタにしたの。」

運転手「やっぱり信頼性かな。」

僕「でも日本車は高くない?」

運転手「高いよ、特にトヨタ高い。日産はインドに工場があるからトヨタと比べると安いんだけど、ヒュンダイなかよりもずっと高い。」

僕「それでも日本車買うんだね。日産にしようとは思わなかったの。」

運転手「耐久力が全然違う。例えばKIAはトヨタの半額くらいで買えるけど、タクシーとして1日17時間も使えば1年でボロボロだよ。以前はヒュンダイに乗っていたけど、それでも2年くらいでダメになった。ヨーロッパアメリカの車種も悪くはないけれど、コストパフォーマンスがあまりよくないよ。このトヨタはもう5年くらい使っているけど、まだまだ走れるし全然いたんでない。トヨタにしたのは、好みの部分が強いかな。」

いろんな事情から日本ではあまりお目にかかることのないお隣の国の車達だが、そういった噂は耳にしたことがあった。でも実際にこういった話をきくと、正直嬉しい気持ちになった。それにしても乗用車を1日17時間稼働って…日本ではなかなか見えてこないし感じれない日本車の良さがここでは発揮されているようだ。

この話をきいて以降タクシードライバーに何回か同じ話をふってみたところ、みな同じような答えが返ってきた。あとは日本車はアフターケアや修理についても評判がよかった。

やっぱりここなんだな。ウィークポイント

ただ日本車は高いというのはその通りだろう。世界のを歩いてみて思うのはやはりマーケティングという面で日本は後手にまわっていると思う。どんなにいいものであっても、そのエリアの人には高すぎるものは売れない。どうしての必要にして十分な性能で安いものを買わざる得ないのだから。

例えばIKEAはものが高いスウェーデンから発祥し北欧ブランドという信頼性やお洒落感を武器にハイブランドではなく、コストパフォーマンスをいかして成功したわけで、日本車ももう少しそういったマーケティングができれば(既にやっていらっしゃったらすみません。)少しはい以前のような世界での競争力も戻るかもしれない。

何はともあれ、そうした長年の積み重ねで得た日本への信頼感がいまだ世界の人々の意識に埋め込まれているというのは旅をしていて感じる喜びのひとつだ。

To be continued.

灼熱の地へ!アンマンの街ブラ(モール編)

アッサラーム
内容

スークからモールへ

ヨルダンの街ブラをしようといろいろ調べてみると、後々紹介する城塞や博物館に加えて、ショッピングモールの数が多いことわかった。

ある種の固定観念があったからそう思うのだろうが、中東の国々はスークを中心に市場が、至るところにある印象だったので、街中の各地区毎に日本でいうところのイオンモールのような大きくて近代的な建物のショッピングモールが立ち並ぶ風景は僕の中東のイメージを大きく変えたひとつである。

ヨーロッパやアメリカだとそんな勝手よく知るショッピングモールに1つくらいは行くだろうが、ブランドものの調査や買い物が目的でなければ、わざわざ何軒もモール巡りをすることはない。でも初の中東、そこにあるモールとはどんなものか行ってみないてはない。

アンマン市内には僕の知りうる限りは4つ(現在はその後建築された1つたして5つ)の巨大モールと、中規模なものが3つ、そしてモールまでいかないがショッピングセンター的なものとなると至るところにあった。またヨルダンでスーパーマーケットと言えばカルフール。これも頻繁にめにした。

結論からいえば、ヨルダンのモールは日本に住んでいる僕らにとって、目新しいものでもなく、ドバイやアブダビのそれのような圧倒されるような規模のものではない。けれど、とにかく暑いなか歩き疲れた時に避暑とwifi利用を兼ねて利用するには非常に便利。さらに日本の雰囲気恋しくなったときにも日本のモール内のに似た、見慣れた風景は安心感を与えてくれる存在だった。

Malls(代表的なモール)

Mecca Mall

Meccaストリートから少し入ったところにある、当時のアンマンで最大もモール、ということは必然的にヨルダン最大のモールだろう。外観といい中のつくりといいこれぞモールという典型。約1kmのところにCityMallがあるのではしごして比較してみるのも一興

City Mall

Meccaモールから徒歩10分程度のところにある大型モール。 UFOをイメージさせる円盤を中心に取り付けたような外観が特徴のモール。記憶に残っているのは大型のカルフールが併設されているので西洋系の食べ物等が欲しいときには結構なんでも揃うもちろんヌードルなどアジア系のものもある。

TAJ MALL

Abdounにあるモール。Mecca Mall 程の規模ではないけれど、他のモールに比べて洗練された外観のモール。それもそのはず。モールのあるAbdounエリアは大使館のそば(近所にはサウジアラビア、シリア、ハンガリー等の大使館)で高級住宅街の立ち並ぶ地域。アンマンの中でも最も富裕層が集まるところなのだ。もちろん中もお洒落に仕上がっている。

空港バスやその他の交通の要所でもある7th circle 近くのモールを2つほど

Gallarie Mall

7th サークルから500mくらいのところにある大型モール。中にはカルフールも入っており、食料品もしっかりそろう。バス下車後等に必要なものを買ったり時間を潰したりするのに便利。

Baraka Mall

空港バスが通る7thサークルから1kmくらいのところにあるモール。Gallarieモールほど7thサークルに近いわけでもなくこれといって特筆すべきものがあるわけではないけれど、選択肢のひとつとして。

この他にはKing Abdullah I モスクの近くにAbdaliモールが2016年にオープンした。非常にモダンな外観、アブドラ1世モスクと国会の眺めも楽しめるそうだ。次に訪問するときはぜひよってみたい。

モールも新発見の宝庫

僕がモールで印象的だったのはフードコートと公衆トイレ。フードコートのお店自体ではなく、清掃員の方の多さ。アラブではある程度の富裕層はメイドを雇っていることが多い。今ではフィリピンなどからの出稼ぎの人々を雇うこともよくある。それもあってか、役割分担というものもはっきりしており、主は掃除などしない。フードコートでの散らかしようも日本の比ではないし、せっかく返却台もあるのだが、自分で返却などしない。フードコートには清掃員がモップ係、ごみ捨て係と分担されて、とにかく多くの清掃員が常に掃除に追われている。

トイレもそうだ、トイレットペーパーを使用する文化がないので、代わりに設置されているホースの水で使う。よってトイレは常にびちょびちょ。なのでトイレには常にモップを持った清掃員がおり、いつも床を拭いている。

僕からすると、かなりコストパフォーマンスが悪いようにみえたけれど、逆にいえば多くの雇用を生み出しているともいえそうだといつも感じながらすごしていた。

コストパフォーマンスという点でいえば、アンマンではモールも近距離に隣立しているので経営的に成り立つんだろうかと不思議でしょうがないんだけれど、まぁショッピング好きの中東の人々だし、それぞれのモールはいつも盛況だったので問題ないのだろう。最初にも書いたが、旅人にとってもwifiや避暑、さらには冬は0℃近くにもなるアンマンでの暖をもとめにとモールはありがたい存在である。

そして何よりも僕らが持っている古いアラブの人々の日常ではない、現代の日常を垣間見ることができる。モールに30人近くで買い物や食事をするファミリーなんていうのはこの地域以外ではあまり見ることができないだろう!