戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

灼熱の地へ!アンマンの街ブラ(モール編)

アッサラーム
内容

スークからモールへ

ヨルダンの街ブラをしようといろいろ調べてみると、後々紹介する城塞や博物館に加えて、ショッピングモールの数が多いことわかった。

ある種の固定観念があったからそう思うのだろうが、中東の国々はスークを中心に市場が、至るところにある印象だったので、街中の各地区毎に日本でいうところのイオンモールのような大きくて近代的な建物のショッピングモールが立ち並ぶ風景は僕の中東のイメージを大きく変えたひとつである。

ヨーロッパやアメリカだとそんな勝手よく知るショッピングモールに1つくらいは行くだろうが、ブランドものの調査や買い物が目的でなければ、わざわざ何軒もモール巡りをすることはない。でも初の中東、そこにあるモールとはどんなものか行ってみないてはない。

アンマン市内には僕の知りうる限りは4つ(現在はその後建築された1つたして5つ)の巨大モールと、中規模なものが3つ、そしてモールまでいかないがショッピングセンター的なものとなると至るところにあった。またヨルダンでスーパーマーケットと言えばカルフール。これも頻繁にめにした。

結論からいえば、ヨルダンのモールは日本に住んでいる僕らにとって、目新しいものでもなく、ドバイやアブダビのそれのような圧倒されるような規模のものではない。けれど、とにかく暑いなか歩き疲れた時に避暑とwifi利用を兼ねて利用するには非常に便利。さらに日本の雰囲気恋しくなったときにも日本のモール内のに似た、見慣れた風景は安心感を与えてくれる存在だった。

Malls(代表的なモール)

Mecca Mall

Meccaストリートから少し入ったところにある、当時のアンマンで最大もモール、ということは必然的にヨルダン最大のモールだろう。外観といい中のつくりといいこれぞモールという典型。約1kmのところにCityMallがあるのではしごして比較してみるのも一興

City Mall

Meccaモールから徒歩10分程度のところにある大型モール。 UFOをイメージさせる円盤を中心に取り付けたような外観が特徴のモール。記憶に残っているのは大型のカルフールが併設されているので西洋系の食べ物等が欲しいときには結構なんでも揃うもちろんヌードルなどアジア系のものもある。

TAJ MALL

Abdounにあるモール。Mecca Mall 程の規模ではないけれど、他のモールに比べて洗練された外観のモール。それもそのはず。モールのあるAbdounエリアは大使館のそば(近所にはサウジアラビア、シリア、ハンガリー等の大使館)で高級住宅街の立ち並ぶ地域。アンマンの中でも最も富裕層が集まるところなのだ。もちろん中もお洒落に仕上がっている。

空港バスやその他の交通の要所でもある7th circle 近くのモールを2つほど

Gallarie Mall

7th サークルから500mくらいのところにある大型モール。中にはカルフールも入っており、食料品もしっかりそろう。バス下車後等に必要なものを買ったり時間を潰したりするのに便利。

Baraka Mall

空港バスが通る7thサークルから1kmくらいのところにあるモール。Gallarieモールほど7thサークルに近いわけでもなくこれといって特筆すべきものがあるわけではないけれど、選択肢のひとつとして。

この他にはKing Abdullah I モスクの近くにAbdaliモールが2016年にオープンした。非常にモダンな外観、アブドラ1世モスクと国会の眺めも楽しめるそうだ。次に訪問するときはぜひよってみたい。

モールも新発見の宝庫

僕がモールで印象的だったのはフードコートと公衆トイレ。フードコートのお店自体ではなく、清掃員の方の多さ。アラブではある程度の富裕層はメイドを雇っていることが多い。今ではフィリピンなどからの出稼ぎの人々を雇うこともよくある。それもあってか、役割分担というものもはっきりしており、主は掃除などしない。フードコートでの散らかしようも日本の比ではないし、せっかく返却台もあるのだが、自分で返却などしない。フードコートには清掃員がモップ係、ごみ捨て係と分担されて、とにかく多くの清掃員が常に掃除に追われている。

トイレもそうだ、トイレットペーパーを使用する文化がないので、代わりに設置されているホースの水で使う。よってトイレは常にびちょびちょ。なのでトイレには常にモップを持った清掃員がおり、いつも床を拭いている。

僕からすると、かなりコストパフォーマンスが悪いようにみえたけれど、逆にいえば多くの雇用を生み出しているともいえそうだといつも感じながらすごしていた。

コストパフォーマンスという点でいえば、アンマンではモールも近距離に隣立しているので経営的に成り立つんだろうかと不思議でしょうがないんだけれど、まぁショッピング好きの中東の人々だし、それぞれのモールはいつも盛況だったので問題ないのだろう。最初にも書いたが、旅人にとってもwifiや避暑、さらには冬は0℃近くにもなるアンマンでの暖をもとめにとモールはありがたい存在である。

そして何よりも僕らが持っている古いアラブの人々の日常ではない、現代の日常を垣間見ることができる。モールに30人近くで買い物や食事をするファミリーなんていうのはこの地域以外ではあまり見ることができないだろう!