戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

灼熱の地へ!(出発前に課されたミッション)

アッサラーム
内容
ヨルダン行きを決め、早速旅の準備にとりかかります。とはいえ、チケットの手配やら何やらは全部Mさんが旅行会社さんを通してやってくださいました。僕がやったことといえば、日程(ストップオーバー何日必要か等)を伝える以上。

ただし持ち物に関しては余念がなかった。Mさんから向こうでの生活や街の状況はきいていますが、何せこれまでおとずれた国とはやっぱり違うわけです。1ヶ月ほどの滞在だったにもかかわらず、留学の時以来に事細かに荷物を揃えていった。特に医療品や電化製品類、そして機能性のベースレイヤー等にこだわりだしたのもこの時から。

なんせ50度超えもざらにある夏場の中東、筋量が人よりもある僕にとっては日本ですら汗処理に難儀していたのだから、向こうに行ったらどうなることだろうと、ここから旅の快適ウェアへの探求の日々が始まったのだ。

そうこうしているうちに出発まで数日と迫ったある日、Mさんの実家から封書が届く。そしてMさんからも封書が届くから開けてヨルダンに持ってきてくれ、とのこと。何か思ったらクレジットカード。更新日がきていて届いたものをヨルダンへの郵送がわりに僕に持ってきてくれということだった。信用されたもんだ、と思っていたら、「免税店等でいくつかで買って来てほしいものがある」。そにカードで買って他に欲しいものあったら一緒に買って届いたカードで決済しておいていいよ、とのこと。なんて太っ腹なんだ

でも待てよ、人のカードで決済するのは規約違反です。ぼくは大丈夫です。僕ので購入しておいきますから後で精算してください。と伝えた。「まぁその方がポイントもたまるしな(笑)」と僕のなかの悪魔。でも何が嫌って、人のクレジットカード配達とか気持ちが思い。落とす、盗られるなど、普段気を付けていることに輪をかけて注意しないといけない。もうこのミッションだけで結構神経すり減らす一大仕事に感じたし、ほんといっそパンツの中にでも入れて行こうか、と思ったほどだ。

そしていよいよ出発の日。何度も持ち物チェックしたけど、まぁきっと何かは忘れているんだろうけれど、必要なものはすべて揃っていると言い聞かせて空港へ。夜中の便ということもあって渋滞の心配もないので当時関空まで最安値だった高速バスで向かう。20時頃に乗り場の梅田で大好物のラーメンで日本での最後の晩餐。これがきっかけとなってそれ以降海外に出る前には必ずラーメンを食べるようになった。

空港到着は21時過ぎ。航空会社はエミレーツ航空。Mさんはじめ多くの職員の方が中東への赴任にはカタール航空を利用していた。それは料金が安いからだが、この当時のカタール航空は乗り継ぎの地ドーハの新空港が建設中だった。その当時のカタール航空は乗り継ぎもあまりよくない上に、旧空港で時間を潰すにも手持ちぶさたになるくらいの施設だったようで、せっかくきてくれるのだからいう計らいでエミレーツ航空のチケットを手配していただけた。

それまで、国内線の日本系と海外は米国系のエアラインしか利用したことがなかったので、この当時から評価の高かったエミレーツ航空は楽しみだった。加えて、関空の夜はエミレーツ航空カタール航空が夜中の最終便。人の少ない夜中の空港もなんかちょっとした貸し切り空間のようで出発前からワクワクしていて、ヨルダンへの誘いを受けた時の怖さはどこへやらだ。

夜中で利用者も少ないことから半分照明の落とされた薄暗い関空で閉店間際の免税店で頼まれものを無事に購入していよいよ搭乗。まだA380投入前のエミレーツだったが、それまでの米国系エアラインと比べると内装も綺麗だし座席も広く当時の僕には感動ものだった。そして日付がかわる頃、30分程後に出発する最終便のカタール航空を横目に僕を乗せたエミレーツ航空が動きだした。

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初めての夜の関空へ向かうバス(左)とはじめてのエミレーツ航空(右)

To be continued