戦略的放浪家バックパッキャオの世界制覇! 200ヶ国の街ブラ紀行と其の雑記

戦略的放浪家(Strategic Nomad)兼アスリート経営者の旅と生活のユニーク情報発信ブログ。難病のモヤモヤ病等で10回以上死にかけながらも世界150ヵ国以上に張り巡らしたネットワークを活用しなが居候的な旅をする。確立したトラベルスタイル(バックパッカーのような旅をしながらもキャリーのスーツケース派)から自称バックパッキャー。呼びづらいので呼称をバックパッキャオ!にされる[アジア人で左利き(サウスポー)+ナイフ強盗退治の経歴からボクサーのパッキャオ(Manny Pacquiao)とかけあわせて]

灼熱の地へ!アラブの眩い空港編

アッサラーム

内容

機内という社交場

深夜の関空を離陸した航空機、夜中ということもあり機内食が終わると直ぐに消灯して多くの乗客はおやすみモード。僕は映画を1本見てもまだ目が冴えていた。というよりも僕は通常飛行機では数時間しか寝ない。初めて海外に行った時、脚の痛みからギャレー近くでストレッチをしているときにクルーと話すようになって以来ギャレーでクルーといろいろ話をすることがルーティーンになっていたこともその一因。

このフライトでもエミレーツ航空の数名のクルーと仲良くなった。世間話的なものや、エミレーツのシートが広いことについて話をしてみると、シートが広いかわりに通路が狭くなっているのでサービスはしにくいんだとか、ちょっとした裏話なんかを教えてくれた。そんな話をしているなかで、帰国時に数日間滞在するドバイについて訪ねてみた。

僕「ドバイに数日間滞在するんだけどどこに行くべき?」

クルー「ブルジュカリファとかビーチとか有名どころはあるけど、正直今の時期(夏)はなにがやってるかとかあるかわからない。」

僕「わからないって、でもドバイに住んでるんでしょ?」

クルー「住んでるけど、この時期は昼間はもとよりほとんど外に出ないから」

僕「外に出ないって(笑)」

クルー「昼間なんかほとんど地獄の暑さだし、夜でもサウナ並み。外なんか用事がある時以外出ないわよ。」

僕「そうなのか。とりあえず一通り名所は調べて来たけど、それ以上は期待できそうにないなぁ。」

クルー「冬だったらOFFに案内してあげてもいいけど、この時期は出たくない。言えることは移動は絶対タクシー使った方がいいよ。モノレールとかもあるけど駅まで歩くことが苦痛なほど暑いから。」

僕「ありがとう。参考にする。」

と期待していた程の成果はなかったが、こういったクルーとの話はいろいろと参考になる。果たして僕がこのクルー達の助言をききいれたかは乞うご期待。

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エミレーツ機内食。当時の米国系に比べればかなり出来が良かった。また宗教上ソーセージもチキンだった。

空港内は別世界

そんなクルーとお喋りなどをしているうちにドバイに到着。降りぎわにクルーからちょっとしたお土産をもらってご機嫌だったが、機内から降りる時にクルーの助言を身をもって体感する。機内とドックの接続部分を通過する一瞬にサウナを彷彿とさせる高温高湿度の熱波が吹き付けた。これが中東の夏か…そして空港に降り立つとそこには今まで利用した空港とは全く違った雰囲気があった。ザ・中東という感じまではいかないものの、金持ち国家とはこういうものか、と思うには十分なきらびやかな内装と装飾品の空港内。

乗り継ぎのためのスクリーニングに向かうと、そこにはX線の検査モニターを眺めているヒジャブ姿の女性係員も僕の目には新鮮に映ったた。乗り継ぎの検査を通り抜けてターミナルに向かうところには滝があり、そこを上下運動のように移動するエレベーターがギミックのように見える。本当に何もかもが新鮮。次に向かったゲートの並ぶターミナルには早朝だというのに、眩いばかりのショップの照明。特に免税店で金を売っているショップがあるところなんかまさにアラブ!しかも日本等のような18金でなく24金が主流のアラブ。その輝きは想像以上だ。いくつか並べられている18金が可愛そうに思えた。

空港自体もヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアを繋ぐ中東のハブらしく多くの旅人が夜を過ごせるように設計された長椅子などかなりユーザーフレンドリーな造りになっていた。そういった椅子等に溢れた人も気軽に通路に寝れる雰囲気も当時の僕にとっては新鮮だった。実際に僕も乗り継ぎまで6時間程過ごしてみて、これまでに20空港近くで空港泊した中で安全性や快適性でもかなり上位に入る空港だった。

6時間もあったうえに、この当時はラウンジにアクセスできるようなステータスやアイテムも所持していなかったので、とりあえずターミナルの端から端まで見て回って、食事をしたのちに他の旅人同様に共用スペース的なところで横になって時間を潰した。何よりこの時には既にスマホデビューしており、空港にもwifiがあったので、時間を潰すことは以前ほど苦労はしなかったのも救いだ。

そして6時間後、関空便には数多くいたはずのアジア人はどこへやら。アラブの方々で満席のヨルダン行きの便に乗り込んみテイクオフ!

To be continued