ようやく正統派ブラジルグルメガイド
内容
Bom dia
2回にわたってアウトローな感じの食を紹介しましたが、今回はいたって正統派な料理をいくつか紹介します。
バーベキューの交差点
とりあえず、ブラジルといえばブラジリアンスタイルバーベキュー、シュラスコですかね。一時期日本でもプチブームになってご存知の方も多いとおもいます。串に刺した肉を焼いて、給仕がそれを各テーブルをまわりながら盛り付けていくんですが、ブラジリアンスタイルは赤と青のカードが各席に用意されているのが特徴。信号機と同じシステムで、青がGo、赤がstopです。盛り付けてほしい時は青。今はいらない時が赤。非常に単純なんですが、初心者は食べることに精一杯で赤にするの忘れるんですよ。だから次々給仕がやって来てお皿におかわり入れていくわけ。気づいた時にはお皿は満杯です。そんなアトラクションを楽しむのもブラジリアンBBQの醍醐味です。
フェジョアダとフェイジョンの関係とは
これを知らずしてブラジルは語れずの一品。豆と肉の煮込みです。各家庭の味がありこれに米にかけて食べたり、というスタイルからも日本でいうところのカレーライスです。僕が中南米やアフリカ料理が好きな理由は彼らの主食の一つ豆の煮込みが美味しいから、各国名前こそ違えどそれぞれに代表的な豆鉄砲料理を持っています。ここブラジルも例にもれず。それがこのフェジョアダ。ブラジルではもう1つフェイジョン、という料理名を耳にすることがあると思いますが、フェイジョンは豆の煮込み。フェジョアダは豆+肉の煮込み、の違いだそうです。
そして、このフェジョアダに忘れてならないのがファロファ。これはキャッサバ(ポルトガル語ではマンジョッカ)を乾燥して粉にしたもので、フェジョアダに混ぜて食べることが多い。福神漬けや辣韮とおったところか。またステーキや極論何にでもかける。こちらも各家庭それぞれのファロファが存在する。実は僕このファロファが大好物で、途中からはフェジョアダよりもファロファメインで食べてる感じだった。福神漬けのあてにカレー食べてるようなものだから、そりゃブラジル人も笑うよね。
もうこれだけ知っておけばじゅうぶん(笑)かな、と思いつつ、あともう少しおすすめ料理を簡単に紹介。
これを知っていればもう通ぶれる?
フェイジョントロペイロ(南部ミナスジェライス州の料理)
また名前にフェイジョンが入っている。そう豆料理ですが、これは豆とキャッサバの炒め物。フェイジョン+ファロファと組み合わせ同じですが、粉にするのと生のまま使うのでは当然食感と風味が違います。風味は粉、食感生がいいです。
ハバダ(Rabada)
これもあまり日本ではあまりなじみのない料理ですが、牛の尻尾の炒め物、写真のラバダは知人宅のもので青野菜と炒めているけれど、ポテト等と炒めることも多い。オックステールスープは有名だけど、炒め物は珍しいよね。とろけるような柔かな肉ではないけれど、これもやっぱり噛むほどに味がある肉です。
ムケッカ(南部の魚料理)
肉のイメージが強いブラジルですが、アマゾンがあるくらいですから魚も豊富。でも今回紹介するのは南部の料理。魚の煮込みスープムケッカ(Moqueca).発音きくとモケッカにもきこえます。こちらもいろんなタイプがあるらしいけれど、オーソドックスなのはトマト、タマネギ、ニンニク等と魚を煮たもの。スープなんだけど、水を使わないのが特徴なんだとか。スパイシーでパンチのきいたスープです。
何度も言いますが、ブラジルは広大で文化も混じりあっているので、全部紹介したらすごい量でしょうね。またそのうち続編やりたいな。今回はとりあえず南部中心に。文中にでてきたミナスジェライス。いいところです。穀倉地帯でもあり食の宝庫です。ブラジル訪れた際は是非訪れてみてください。
To be continued
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