無知は強し、居候的旅の起源ブラジルへ(1)
内容
Bom dia
僕の世界2ヶ国目はブラジル。ここ数ヶ月コロナの流行であまり好ましくないニュースでで話題だが、今振り替えれば居候的旅の起源はここだった。
ボストンでの生活
ボストンでの留学生活が終わって帰国する時に立ち寄った。冷静に考えて立ち寄るような方角、距離ではないなぁ。
思い返すと、ボストンにずっといながらカナダに行くこともなかったこと自体が不思議。近すぎて逆に・論文に手をとられていた、とかいろいろあるんやろうけど、多分その頃は野球のことしか頭に無く世界を見てまわるなんて発想はなかった。うん間違いない。
無知な旅行計画スタート
そんな僕もセメスターが終わって、帰国する際には留学生を訪ねながらヨーロッパまわりで帰国しようと考えていた。しかしながら、この時の僕は旅の知識など皆無。航空券の値段がどう決まっているのか、なども全くもって知らなかった。とりあえず、論文のメドがたったら旅行代理店に行って、チケット買えばOK!なんて甘い考えでいたわけです。
結局旅行代理店に出向いたのが帰国の約1ヶ月前。ボストンのダウンタウン近くの旅行代理店に入り
僕「来月、ヨーロッパ経由して日本に帰る便を予約したいんですが、とにかく安い便をいくつか見ていただけますか。」
店員さん「調べてみますね、、、そうですねぇ、、、安いもので25万円くらいからですね。」
僕「えっ?25万・・・、少しなら日程変えてもいいんですけど」
店員さん「いや、これが来月の中では一番安い日程のものなんです。」
僕「そんな高いんですか、えー oh, shoot」
店員さん「アメリカもそうですが、ヨーロッパも夏休みに入っているので旅行される方が多いんですよ。」
今ほどネットで格安航空券を探して購入するとうことが定着してくる少し前。しかも自分で旅行を計画したこともなかった。需要と供給の仕組み理解していても、西洋の生活習慣と航空券の値段の関連なんて尚更。
でも、このまま直帰なんて嫌だ~!!!
僕「どこか、安く行けるところはないですかねぇ~」
店員「そうですね~、どの辺りをおかんがえですか?」
うーん、そういわれても、気分は完全にヨーロッパだったから。しばらく考えて、そうや! 南米に行こう。ほぼ全ての国に知り合いがいるし、幸い留学中にスペイン語ができるようになったので実践で練習できる。
僕「南米行きは安いのありますか?」
店員さん「そうですね、日本に戻るには一度アメリカに戻ってこないといけないですがブラジルだと15万円弱でありますよ。」
僕「あ、ブラジルですか…」
僕はしばらく考えこんだ。
妥協の末に
ヨーロッパいこうとはじまった旅のプランニング。妥協案がスペイン語の練習だったのに、ブラジルってスペイン語じゃなくポルトガル語やん。とはいえ、他は値段高いみたいやし。うーん…そういえば、一足先に帰国していた前のルームメイトのブラジル人。「いつでも遊びに来い」、って言ってた。ブラジルには他にも仲のいい子はいるし、まぁいいか。
僕「わかりました。その航空券お願いできますか。」
店員「了解です。ビザはお持ちですか?」
僕「ビザですか?」
当然持ってません。必要なこと知りません(-_-;)
店員「ええ、日本のパスポートはブラジル入国にあたってはビザが必要なんです。」
僕「すぐにとれますか?」
店員「はい、ボストンのダウンタウンに領事館があるので、そこに行って、問題なければ、10日くらいで発給されると思います。」
僕「わかりました。トライしてみます。」
店員「ではとりあえず、こちらの航空券を仮おさえして、コピーお渡ししますのでそれを持って領事館に行ってみてください。」
常にパスポートの強さランキングトップクラスの日本ですが、つい最近までブラジル入国にはビザが必要だったんですよね。今でこそトラベルエキスパートみたいな顔してますが、はじめのころなんて、恥ずかしながらこんなもんですよ。
まだ、出発の準備すら出来ていません。もちろんこれからブラジルで起こる危機一髪事件など知る由もありません。
To be continued