旅の相棒、カメラ選び基礎の基礎編(2)
Hola
カメラの画質にかかわる基本を書いてみたけれども、その他の機能についても書き加えてみます。
①ズーム機能
ここも数値化しやすく、見た目にも分かりやすいので差別化しやすいポイントなのでよく宣伝文句を目にすることがありますよね。光学5倍、デジタル30倍、会わせ技で150倍とか。でもこんなに必要ですか?ということ
光学ズーム⇒これが一番重要。ズームをするとレンズが伸びる、あれです。拡大したい部分をレンズで拡大した情報として入れるので画質の劣化が起こりません。
デジタルズーム⇒これはレンズから入った情報を中の映像処理エンジン(基礎の基礎で書いたやつ)が働いて大きくしたい部分を引き延ばします。だから、5倍だと、情報では1の点ものを5倍に大きくするんだから、1つ1つの点が大きくなって粗い画像になってしまします。
最近のスマホは光学式のズームを搭載しているものがかなり増えてきましたが、ほんの数年前までは極々一部でした。旅先でもスマホカメラ片手に画面をピンチアウトしてズームにして撮ってる外人さんを見かける度に「それするなら、等倍で撮影してあとで、そこを拡大しても大差ないよ」、って言いそうになっていた。
かくいう僕もこういうの大好き、全部載せの機種が欲しい、というミーハー人間ですが、使ってみて…ってことあります。
じゃあ、光学ズームは高ければ高いほどいいのか。否。確かに画質劣化のない光学ズームが高倍率なのは魅力だが、問題は手振れ。確かに今ではレンズで補正する光学式、取り込んだ画像から補正する電子式の補正、とそのテクノロジーも進化しているが、それも30倍、50倍となってくると手に持っての撮影ではほぼ無力。ピントを合わせることは至難の技だし、それ以前に一度被写体から外れると再度とらえることさえ困難、電気屋さんのデモ機で高倍率ズームを利用して被写体を捉えてシャッターを切るまでの時間をはかってみてほしい。捉えたあとのピント合わせにも時間がかかり、そうしているあいだにシャッターチャンスを逃してしまうだろう。難だ。もちろん三脚を使って固定しての撮影ならば話は別だが。
(注)手振れ補正についてはこちらを参照してみてください
https://www.google.com/amp/s/kakakumag.com/amp/camera/%3fid=11848
②連写機能
これも秒間10コマから60-120コマまでいろいろあるけれど、速ければいいというわけではない。メモリーの容量問題は最近の大容量化でなんとかなるが、1秒間に120コマも写真を写真を撮ってメモリーカードに書き込むとなると、それなりに時間がかかる。その間は次の写真が取れないなんてことも往々にしてある。また連写撮影の時は画素数に制限がかかるものもある。これも試しに撮影してみればわかるのだが、野球のスイングなどを専門紙で解説する時や、ネイチャー誌で虫の動きや、水滴の波紋を撮るようなシチュエーション以外では秒間10コマもあれば十分だと思う。
③動画
よく使う機能のひとつ。注目するポイントはfps。簡単にいえばパラパラ漫画。1秒間に画像を何コマパラパラ画像が変わるのか、ということ。24, 30, 48, 60 等があり、数字が高いほどなめらかな映像となる。それ以外のポイントとしては、動画撮影中に静止画撮影できるのか。動画撮影中にズームをかけても自動でピント合わせをしてくれるか等をチェックしておく必要がある。
fpsについてはこちらは参照してみてください。
フレームレートとは!? 30fps VS 60fps 比較してみた
https://www.hudaweb.com/fps#
まとめ
以上が主だった超基礎的カメラの選びに押さえてく必要な内容をかいてみました。(カメラ好きがみたら、こんなものを知った顔してブログにのせるなよ、って叩かれそうな内容ですみません。)これに付け加えて、前回書いたように、最近の写真や動画の活用方法を考慮してWifiで写真をスマホに転送できるかなんてことなど細々した部分チェックしてみると案外面白いかもです。
こちらも前回も触れましたが、こうした内容を踏まえてじゃあ僕がどんなフォーメーション(一眼、コンデジ、スマホカメラの組み合わせ方)で旅に出ているのか、また各旅のスタイルごとにどの組み合わせがいいのか、という考察をいずれ書かせていただくのでまたよろしくお願いいたします。(このままだとカメラブログになってしまいそうなんで:))) カタログの甘い売り文句だけでなく、こうした部分に注目してカメラを選ぶ楽しさを感じていただけることができれば幸いです。
では次回からしばらく旅の記録に戻ります(長編)
To be continued
歴代の相棒(2)