バックパッキャーというスタイル(3)実践とススメ
内容
Hola
バックパッキャースタイルの実力のほどは
ここ2回にわたって力説?してきたバックパッキャースタイルで、パキスタンから中央アジア諸国とキューバから南米(この時のキャリーは拡張可能な40Lタイプ)、それぞれ1ヶ月前後旅をしてみた。
実践してみて、予想していた以上に快適に旅ができた。周りの旅人はほとんどが大型のザックで旅していたが、そちらの方がいいなぁ、と感じることはなかった。
出発前少し懸念がのこっていたキューバやパキスタンのフンザ等の鋪装されていない道等についても、大型のスーツケース異なり軽量のキャリーということで、移動の際も不便を感じることはなかった。悪路で手にぶら下げてあるくような場面はほぼなかった。
こんな道でも案外いけた(キューバ)
発展途上国ではお馴染みのハイエース詰め込み移動においても、丈夫なキャリーを預けて、ザックは膝の上に持って乗ることが出来て、荷物破損の心配もなかった。更に小型のキャリーだと荷物を預けいれるときも、その大きさから、したにおいて上に他の荷物をつまれることもない、というメリットもあった。
LCCでも優位性
僕の旅のスタイルのところでも触れたが、その1つに費用対効果の重視がある。何よりも世界のあらゆる航空会社を利用してみる、というポリシーも相まって、空路を選択することも多い。
今や世界のあちこちに張り巡らされているLCC網。数時間の飛行なのでサービス云々は無くても問題ないけれど、ネックは荷物に対する追加料金。
僕はいくつか機内持ち込み用のキャリーを持っているが、最近はヨーロッパのLCC基準適合のサイズを使うことが多い。それはヨーロッパのLCCの荷物の基準が最も厳しいものの1つだから。
それに比べると南米やアジアのLCCは荷物サイズには寛容なところが多い。さすがにキャリーとザックの両方を機内に持ち込めることはまれだが、キャリーは無料で預け入れることができた。これが大きなザックでの旅となるとさすがに、無料で預け入れることは難しい。
ザックやキャリーへのダメージが少ない
あくまで外見的にな部分ということになりますが、車の荷台に詰め込まれ、飛行機の預け入れで投げ込まれ、したザックというのはスレ等の汚れですぐにボロボロ感が出てしまいます。実際に細部のダメージも大きいと思う。まぁ、そんな旅は1度きり、1回でザックを使い潰す人や、ザックは消耗品で毎回買い替えてというリッチな方は問題ないですが。
キャリーの場合もスレという点では同じですが、それがもとで破れて使えなくなる、ということはないし。
航空会社による補償
補償という点においても、キャリーの方が交渉しやすい。何故?って。単純にキャリーのような硬い素材(僕は常にハードタイプ使用するのでそれを前提にしている)は壊れにくいとされているので、凹み等があれば、航空会社の扱いに問題があった、と認めてもらいやすいから。ザックは布製で少しの破れほつれだと、そんなの当然でしょ、って門前払いをくらうことがほとんど。日本の常識は世界の非常識。日本人が思う破損は海外では許容の範疇なのだ。
まとめ
旅の前に考ええていたハイブリッドスタイルの考察は予想以上にうまくいった。空港泊するときもザックを枕に、キャリーは椅子や柱にワイヤーで連結して足をのせて快適に眠ることができた。
バックパックとキャリーのおかげで空港の床でも案外快適。
1点だけ、まだ武器や盾としての使用は無いのでそちらの効果は未確認…無いにこしたことはないですね(^_^;)。とはいいつつ南米でナイフを持った強盗4人を返り討ちにしましたが、キャリー持ってない観光中。残念…
旅のスタイルはそれぞれなので、正解は無いと思う。このバックパッキャーというスタイルは僕の中では今のところ最適解に思える。
今年1月の出張の際にはまた1つユニークな方法を試したのでいずれまた紹介していきます。
To be continued